子犬だったころは、元気に走り回ってご飯もたくさん食べていたのに、いつの間にかずっと寝る時間もお送りなり、ご飯もそんなに喜ばなくなってきた・・。人間同様、犬も年を取りますし、食べる量も減ってしまうのは、当然のこと。そうだとしたら、子犬の頃と同じものを食べさせ続けるのは、年のいった犬には辛いかもしれません。このまま同じドッグフードあげ続けるのは、良いことなのでしょうか?
ライフステージ別のドッグフードがあることをご存知ですか?
市販のドッグフードは、犬のライフステージごとに区別され、販売されていますね。犬のライフステージには、大きくわけて3種類があります。
①0~12か月以下の成長期
②1~7歳以下の維持期(成犬期)
③7歳以上の高齢期
成長の段階によって必要な栄養のバランスや摂取カロリーは異なっており、ライフステージ毎により適切な栄養摂取が出来るように、メーカーさんが工夫してくれています。ただ、これは年齢によって、ハッキリと分けていいというわけではありません。○歳になったから、すぐに切り替えしましょう、ということではなくて、ワンちゃんの健康状態や大きさを考えながら、切り替えるのが大切です。自分の愛犬にあったフードは何か?気になる飼い主さんは、ぜひ、動物病院の先生に相談することをオススメします。
3つライフステージの「違い」は?
ライフステージごとに分かれる事を紹介しましたが、その違いは何なんでしょう?①成長期②成犬期③高齢期 の順に、どのような栄養が必要なのかを簡単にご説明します!
①成長期
子犬の期間なので、成長するために、何より沢山の栄養が必要!(これは人間も一緒ですよね。)なので、成犬用のドッグフードに比べると、高カロリーかつ高栄養素にできています。この時期は、、特にドックフードから栄養摂取をした方がよいと言われている時期で、ジャーキーなどのおやつは控えめに、しつけのご褒美のときだけにあげるのがベストです。
②成犬期
成長期はもう終わっているので、カロリーも栄養素もそこまで必要ありませんので、おやつやドッグフードのあげすぎには、十分注意が必要です。成犬用のドッグフードをあげていれば、問題もはありませんは、犬の品種や個体の状態によっては、バランスを考える必要があります。そして、成犬期の犬は、肥満に注意したい時期です。健康状態や品種ごとの体格によって、適切な量やカロリーは変わってきますので、肥満の傾向が見られた場合、また肥満にならないように十分に気をつけたい飼い主さんは、獣医さんに一度相談するようにしましょう。
③高齢期
年を取ってくると、体の色々なところに不具合が出てきます。腎臓や心臓の健康維持のためにリン・ナトリウムなどは控えめの方が良いと言われています。食べさせてもいい食べものや、過度に食べさせてはいけないものもありますので、与えるものを飼い主さんが把握し、必要なものを食べさせるようにしましょう。
まとめ
photo by impulseadventures
長く元気でいてほしい、そう思うのは飼い主さんなら当たり前です。ペットが健康に長く生きるためには、食べるものはとても大事です。愛犬の食事管理や健康維持はちゃんとしたい、けど病院に行くには、時間もお金もかかるなぁと思われている方も多いでしょうが、健康診断や定期診断に行く機会を作り、その際に獣医さんに相談するようにしましょう。また、自宅でwebから健康診断ができるサービスもありますので、忙しくてなかなかペットを病院に連れていけない方は、この機会に検討してみるのはいかがでしょか。