あなたにぴったりの猫ちゃんは、オス猫かメス猫かわかりますか?猫の性格はその性別でかなり異なるもの。そこで今回はオス猫とメス猫で性格はどのように違うのか、さらにそれぞれの猫はどんな飼い主に適しているのかをご紹介したいと思います!
■メス猫〜クールで気まぐれな女王様〜
メス猫というとどんなイメージを抱くでしょうか。メス猫の性格を端的に表すと、ズバリ「クールで気まぐれな女王様気質」。メス猫は子供を育てる役割があるため、警戒心がオスより強い傾向にあります。ゆえに単独行動を好み、気分屋な猫が多いようです。
体つきは人間とは対照的に、オス猫よりも小さめでスマートな猫が多いです。
また、避妊手術をしていないと発情期に人間の赤ちゃんのよう大きな声で鳴く場合も。さらに、オス猫ほどマーキング行為は見られませんが多少はするメス猫もいます。
運動量はオス猫より少なめで、オスほど猫のおもちゃに反応してくれません。
メス猫がかかりやすい病気は乳腺腫瘍(乳がん)や子宮蓄膿症があります。乳腺腫瘍はおよそ9割が悪性腫瘍といわれ、他の臓器に転移する場合もあります。乳腺腫瘍の原因ははっきりと解明されていませんが、避妊治療を行うとかかるリスクが7分の1になるというデータもあり、高齢の猫ほど注意が必要です。
■オス猫〜やんちゃで行動な甘えんぼ〜
一方でオス猫の性格はどうでしょうか。メスに比べ「マーキングをするから大変!」というイメージを持たれがちなオス猫。オス猫の性格は「やんちゃで行動的な甘えんぼ」。好奇心旺盛で人懐っこく、人間にスリスリと近寄ったりと喜怒哀楽がはっきりしている傾向が強いです。
体つきは、メスよりも大きく成猫化するにつれてがっしりとしてきます。
去勢していないオス猫は発情期になると縄張りを誇示するためのスプレー行為、いわゆるマーキングをし始めます。マーキングはとても臭いので、室内飼いのオス猫の場合、掃除が大変な上に部屋に臭いが付いてしまうことも多いです。そして去勢していないオス猫は、成長するにつれて頑固で独立心の強い性格になる傾向があります。
運動量はメス猫より多く、おもちゃによく反応し遊びに夢中になるのも特徴です。活発な分、エサの量がメスより多いのも特筆すべき点でしょう。
オス猫に多い病気としては、精巣腫瘍・尿路疾患が挙げられます。これはメス猫に比べ、尿路疾患尿道が細長くカーブしているため欠席や結晶が詰まりやすいためです。対策として、結石や結晶になりやすい成分が含まれるエサに注意しましょう。
■メス猫とオス猫、それぞれこんな人におすすめ
これまでメス猫とオス猫の性格の違い、それに伴う行動や特徴を紹介してきました。これらは性別の違いにとどまらず、個体による差が非常に大きいです。よって、以上に紹介してきたことはあくまで傾向にほかなりません。
「猫と一緒に元気よく遊びたい」「猫とまったり過ごしたい」「いつもじゃれ合いたい」「共に過ごす時間は少ないが、一緒の時間はゆったりしたい」等、猫を飼う時の動機は様々かと思います。
猫を飼う前に、「自分のライフスタイルや猫に求めること」と「猫の性別や性格、品種による特徴」を照らし合わせてみましょう。
猫は決して飼い主を選べません。責任を持って選ぶことがお互いの快適な暮らしと幸せに繋がります。