手作り食は専用の食材を用意したり、手間がかかったりと、大変なイメージを持っている方は多くいると思います。
しかし実際には特別な材料も必要なく、家にある食材で手軽に作ることができます。
愛犬・愛猫の好みに合わせて食材を使用したり、アレルギーに対応した食材を使用したり、使用する食材を「選べる」ところが手作り食の魅力です。
基本的なレシピでもある「ササミと野菜スープ」を紹介しますので、気軽に挑戦してみてください。
【手作り食】ササミと野菜スープ
必要な材料
●ササミ
●大根、白菜、茄子、ブロッコリー、トマト、ゴマ などの野菜
割合としては肉が7割、野菜が3割が基本です。
使用する野菜は大根の代わりに人参やジャガイモなど、白菜の代わりにキャベツやレタスなど、と家にある材料に変更できます。
タマネギ等、犬に与えられない野菜もありますので、使用しないよう気をつけてください。
お魚系が好きな子はササミを魚に変更するのもおすすめです。
つくり方
手順は簡単で、4つの工程で完成します。
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❶ 野菜をすべてみじん切りにします。
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❷ 鍋に水と野菜を入れ、沸騰したら火を止め、蓋をして余熱で野菜を煮ます。
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❸ フライパンにオリーブ油を入れ、ササミを両面軽く焼きます。中まで火を通さず、こちらも余熱で焼きます。
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❹ ササミと野菜が適温になったら、器に盛り、最後にすり胡麻を少しふりかけて完成です。
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特に難しい手順は無く、ご自身の料理と同じ手順で手作り食も作ることができます。
今回の料理のポイント
料理を作る際のポイントとしては、食べる相手を思う気持ちが大切です。
食べる犬や猫のサイズに合わせて、食材の大きさを変更し食べやすくするなど、愛犬・愛猫のためを思った一手間が美味しい料理に繋がります。
超小型犬は細かくするのが大変ですので、フードプロセッサーやブレンダーを使用することで、手間が省けます。
肉や野菜は余熱を使って火を通すことで、食材が硬くなりにくいというメリットがありますので、シニアの子などでも食べやすくなります。
肉を焼いた煮汁も一緒に盛り付けると、嗜好性がアップして、食が細い子でも喜んで食べてくれます。
【コラム】手作り食のよくある不安を解消
手作り食は敷居が高いと感じている人に共通する悩みは、手間がかかる、栄養バランスがわからない、メリットがわからないなどがあります。
手間がかかる
手作り食を始められない方の多くは、余計な手間がかかるので面倒くさいと思っていると思います。
実際にはご自身のご飯と同じ手間でできます。
味付け前の食材を犬や猫のために取り分けておき、余熱で火を通してあげると完成します。
複雑な工程はありませんので、気軽に挑戦することができます。
栄養バランスがわからない
専門家でないので、栄養バランスがわからないのも、大きな不安の一つです。
しかし人間の栄養バランスと同じく、専門的な知識は必要なく、愛情と興味があれば手作り食を始めることができます。
使用する食材は犬が食べられないものを除いて、いろんな食材をバランスよく食べられれば、栄養バランスは深く考える必要もありません。
肉・魚・野菜・海藻・穀物といろんな食材を与えてみてください。
メリットがわからない
気軽に与えられるドッグフードがあるのに、わざわざ手作りにするメリットが感じられない方も多くいると思います。
たしかにドッグフードは栄養バランスも考慮されており、気軽に与えられる食べ物です。
そんな中、手作り食をおすすめするメリットとしては、新鮮な食材を与えられる、与える食材を把握できる、ダイエットやアレルギーの対策も行えるなどがあります。
手作り食を与えることで、体調が良くなったり、標準体型を維持できたり、毛艶が良くなったり目に見える変化もあります。
泌尿器系疾患の予防と対策
泌尿器系疾患の予防のためには、水分摂取や排尿の機会を減らさないような環境を整えることが大事です。飲み水を入れた容器やトイレが寒い場所にあると、猫は進んで行こうとしないかもしれません。置いてある場所を暖かくする、置き場所そのものを増やす、といった工夫をしてみましょう。猫の水分摂取量を増やすには、飲み水を少し温めてあげたり、食事にウェットフードを適宜取り入れたりすることも効果的です。
まとめ
手作り食は手軽に挑戦できますので、神経質にならず気楽に挑戦してみてください。
愛情たっぷりの手作り食を与えることで、愛犬はもちろん喜んでくれますし、体調などにも良い影響があります。
家にある余りの食材でも作ることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。