皆さんは、愛犬と一緒に毎日寝ていますか?飼い主としては、愛犬と寝ることが最大のコミュニケーションであることがあります。また、愛犬も飼い主と一緒に寝ることができて幸せだと考える人も多いでしょう。しかし、愛犬と寝ることは、良いことばかりではありません。愛犬と一緒に寝るときに注意すべきことを覚えておきましょう。
分離不安
愛犬が飼い主と四六時中一緒にいると、飼い主が外出した際等に、愛犬が分離不安になってしまう可能性があります。分離不安とは愛犬が飼い主に依存してしまい、留守番であったり、一人でいる状態に大きなストレスを抱えてしまう状態です。
分離不安になってしまうと、友人の家やペットホテルに愛犬を預けることも難しくなり、飼い主の負担が大きくなる可能性も考えられます。そのため、飼い主に依存をしているような状態の愛犬と一緒に寝ることはおすすめできません。愛犬が問題なく留守番ができている場合等は、愛犬と一緒に寝ても大丈夫だと考えられます。
飼い主が寝ている際の事故
愛犬と一緒に寝ることで、愛犬は夜中に自由に行動することができるでしょう。そこで気をつけたいことが、飼い主が寝ている際に起こりうる事故です。例えば、小さなインテリアを誤って飲み込んでしまったり、飼い主の大事にしている物を破壊してしまう等です。
もしかしたらポスターをとめてある画鋲が床に落ちていて、誤飲してしまう可能性も考えられます。大型犬であれば、飼い主の脱ぎっぱなしにしていた靴下でさえ飲み込んでしまうことがあります。
飼い主が考えている以上の事故が起こる可能性も頭に入れ、愛犬と一緒に寝る際には事故が起こらないように部屋の掃除を徹底しましょう。
ノミ、ダニにも気をつけて
私たちが毎日寝ている布団にも、少なからずノミやダニがいる可能性はあります。そして、愛犬にももちろんノミやダニが付着していることがあります。そこで気をつけておきたいことが、ノミやダニによる皮膚病を発症する可能性があることです。
ノミやダニが原因となる皮膚病は、人も犬も発症する可能性があるため愛犬と一緒に寝るのであれば、ノミ、ダニの対策をしっかりと行ったほうが良いでしょう。定期的にシャンプーやブラッシングをしたり、布団を定期的に洗濯し、清潔な環境で一緒に寝ることができることが理想です。
上下関係の問題
よく耳にすることが「愛犬と一緒に寝ると上下関係が崩れてしまうため良くない」ということです。これは合ってもいますし間違ってもいます。
ここで大切なことは、飼い主と愛犬の信頼関係ができているかどうかです。しつけもままならない犬が飼い主と一緒に寝ることは、愛犬が飼い主より立場が上だと勘違いしてしまいます。そのため、一通りのしつけを覚えさせ、愛犬との信頼関係が築けていれば、愛犬と一緒に寝ることはなんら問題のないことです。
ケージやサークルで寝る練習も
毎日飼い主と一緒に寝ていると上記でも記載したとおり、分離不安になってしまう可能性があります。そのため、たまには愛犬と別々で寝ることも必要です。
ケージやサークルは愛犬にとって安心できる場所であると覚えさせていれば、留守番をさせる際もケージやサークルに入れておけば愛犬はゆったりと寝て留守番をしてくれるでしょう。また、愛犬の体調が悪そうであれば無理に一緒に寝ないでケージやサークルで寝させることも必要です。
まとめ
愛犬と一緒に寝ることは飼い主ももちろんそうですが、愛犬としても好きな人と一緒に寝ることができるとても落ち着く時間です。愛犬と一緒に、なおかつ快適に寝ることができるように一緒に寝る際の注意点を覚えておきましょう。