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公園の片隅にひっそりと座っていたり、音もなく庭先を横切って行く野良猫たち。猫好きでなければ、普段は気にもとめないかもしれませんが、よーく見てみると、猫は猫でも、様々な柄の猫がいることに、お気づきでしたか?今回はそんな野良猫たちの特徴を柄別にまとめてみました。

白猫の特徴

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真っ白で雪のように綺麗な猫。完全に真っ白な猫よりも、身体の一部分に模様の入っている白猫の方が多いようですが、いずれにせよ、白猫ってきれいですね。白猫は、メラニン色素が弱いため、瞳の色は青や緑色が多いようです。青い目の白猫は綺麗ですが、聴覚障害を持っていることが多いので注意しましょう。

また、神経質で、飼い主を独り占めにしたい気持ちが強い傾向にあり、多頭飼いには向かない可能性もあります。白猫の多頭飼いをしたいという場合には、猫同士の相性をよく注意してから、飼い始めることにしましょう。

黒猫の特徴

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黒猫は、魔女の弟子という印象が強く、恐ろしい印象がありますが、実は人懐っこく、甘えん坊の性格です。公園などにたむろしている野良猫の中でも、黒ネコが一番、甘え声を出してすり寄ってくる…そんな経験はありませんか。動くものに興味があるため、おもちゃなどでも、よく遊びます。三歳頃になると落ちついてきますが、動くものにとにかく興味があるため、何時間でも飽きずに、通りを歩く人々を見ていたりします。

トラ猫や、ブチ猫に比べて、真っ黒な野良猫はあまり見かけませんが、その理由としては、とにかく人懐こいため、人に飼ってもらえることが多いのではないかということが考えられます。

トラ猫の特徴

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トラ猫

茶トラとか、赤ネコとも呼ばれますが、遺伝的にオス猫が生まれてくることが多いのが特徴です。警戒心は大変薄いため、猫が苦手な人も近づきやすく、初めて猫と仲良くなるなら、まずは、トラネコから試してみるのがいいとも言われます。大柄なトラ猫が多いですが、その理由としては、食欲旺盛で甘えん坊なため、人からエサをもらうのが上手なためと思われます。

キジ猫

全身に黒と茶色の縞模様があるのが特徴で、キジに柄が似ているために、このように呼ばれるようになったと言われています。野生の血が非常に強く、警戒心が強いため、初対面で仲良くするのは難しいタイプかもしれません。

ただ、一度なついてしまえば、大好きになり、甘えてくるようになります。野生の血がとにかく強いため、本気で獲物をとってくることもありますし、空中に飛ぶ虫なんかも、パッと上手に捕まえます。また、体力も非常にあります。

サバ猫

昼の日差しをまぶしがるグレーと白のサバ虎猫
サバのような銀色(グレー)の地色に、黒いシマもようがあるのが特徴です。サバ猫の性格は、2種類に別れ、警戒心が非常に強く、大きな物音にビクビクしてしまう怖がりなタイプと、陽気で人懐こく、どんどん人に甘えてくるタイプの子がいるようです。

なぜ、このように、2種類の性格に別れてしまったのかという理由については、様々なことが考えられますが、一つには、サバ猫は非常に目立つため、生き残るためには、警戒心をとぎすませるか、逆に人にどんどんすりよって、人に守ってもらうか、どちらかしかなかったからだと考えられます。

まとめ

いかがでしたか。猫といっても、毛や柄によって、様々な性格があるなんて面白いですね。
公園の片隅や、町の階段などに何気なくたたずんでいる猫を、じっくり観察してみて下さい。すぐに逃げてしまう猫や、近寄ってくる猫、まばたきもせずにこちらを見返す猫など、いろいろといるでしょう。多くの猫を観察することで、あなたなりの新しい発見もできるかもしれませんね。