一般的に気ままでマイペースといわれる猫ですが、育った環境や遺伝によって性格は異なります。では白猫の場合どんな性格をしているのでしょうか。また白猫を飼育いく上で気をつけるポイントをみていきましょう。
白猫の性格は?
・警戒心が強くて神経質
自然界では、白い色は目立ちやすく、敵から襲われる危険性が高いです。白い生き物は常に気を張っておかなければならず、警戒心が強くなりがちです。そのため白猫は少しの物音でビクついたり、知らない人やものになかなか慣れなかったりします。
・気が強い
警戒心が強いため、自分のテリトリーが侵されそうになると怒ります。怒りっぽいというよりは、身を守るための手段のひとつと考えられます。
・飼い主さんには甘えん坊
心を許した飼い主さんの前では、安心感からか甘えん坊になりやすいようです。その分独占欲も強くなりがちで、多頭飼いの場合は他の猫を威嚇したりします。
白猫の飼育で気をつけたい3つのポイント
白猫を飼育していく上で気をつけたいポイントは大きく分けて3つあります。
1.構い過ぎない
警戒心が強いので、猫の方から心を開くまでは放置しておくぐらいがちょうど良いです。家に迎えて間もない猫を、むやみに抱いたり触ったりしないようにしましょう。神経質な猫の場合、猫のペースを尊重することで次第に心を開いてくれるようになります。
2.大声で叱らない
大声で叱ったり猫を叩いたりしてはいけません。たとえ叱ったとしても、猫はなぜ怒られたのか分からず怒った人への不信感が募るだけです。何度も怒られた猫は怒った人間のことを嫌いになってしまい、二度と心を開かなくなります。
3.いたずらは知恵と工夫で乗り切る
白猫に限らず、猫は叱っても通じないことが多いので、イタズラには飼い主さんの知恵と工夫で対処していきましょう。
・壁に爪とぎされて困る時は、壁自体に爪とぎや段ボールを貼ってしまう
・障子が破られる時は、障子紙はやめてプラスチック板を貼る
・キッチンやテーブルの上に物を置かない
・猫が暴れてもよい部屋を作り、タワーなどを設置する
いたずらを防止するというよりも、いたずらされたら困る状況を作らないことがポイントです。
デリケートで警戒心が強い性格の白猫は、猫のペースを尊重してのんびりと飼育していくことが大切です。色素の薄い白猫には、特有のかかりやすい病気があります。日頃から愛猫の様子を観察し、異変があれば早めに獣医に診てもらうようにしましょう。