猫

もうすっかり秋だなぁと思っていたら、突然暑い日が続いたりしますよね。飼い主さんも衣替えしていると、ついペットの体調管理も秋の気分になってしまいがちです。猫にとって暑さは大敵です。そんな猫を連れて移動する手段として、キャリーケースを使用することが多いと思いますが、暑い日にキャリーケースを快適にしてあげる方法はあるのでしょうか?安心できる猫のキャリーケース移動について考えてみました。

■ 猫のキャリーケースの種類について

猫と一緒に移動をする場合、キャリーケースが大変便利ですね。最近では、お洒落なキャリーバッグなど布製のバッグでの猫と移動している人を見かけますが、安全面から考えるとやはりキャリーケースがおススメです。キャリーバッグも色々な種類のものが売られていて迷いますが、機能やデザインよりも、まず優先したいのが、猫が快適に過ごせるかではないでしょうか?

布製のキャリーケースは可愛いものも多いのですが、プラスチック製の固いしっかりしたものの方が安定するので、猫は安心します。

また、車での移動時に便利なのが、シートベルトでキャリーケースを固定できるタイプのものがおススメです。移動手段に合わせてキャリーケースを選んでみましょう。

■ キャリーケースを涼しく快適に保つ方法

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photo by http://animo-animal.jp/

◎ キャリーケースの環境は?適切なサイズとは?

キャリーケースに猫を入れると、興奮して体温があがりやすく、ケースの中に熱がこもります。できれば、猫の身体よりひとまわり大きいキャリーケースを選ぶと良いでしょう。
猫は、とても繊細な生き物なので、お出掛けの日に、初めてみるキャリーケースに突然入れられるとパニックを起こすこともあります。事前に練習を兼ねて、キャリーケースの中に入れてみるなど、猫のお気に入りの空間にしてから本番の移動に備えましょう。

◎ アスファルトの熱に注意を

長時間の移動の場合、5~6kgの猫を入れたキャリーケースを手に提げて歩くのは、飼い主かなりの負担になりますよね。歩いていて、思わず、地面にキャリーケースを置いてしまうこともありますが、アスファルトの温度が直にキャリーケースに影響しますので、注意が必要です。休むときは、日陰を選ぶようにしましょう。

◎ 保冷剤でいつでも冷却できる環境に

移動時には、キャリーケースの中に保冷材を一緒に入れてあげることで、涼しく快適に過ごせます。ただし、猫が保冷剤を噛んでしまうこともあるので、保冷材ケースなどを使用して安全な方法を考えましょう。保冷材の代わりに、水を入れて凍らせたペットボトルをタオルなどで巻いて、入れてあげる方法も効果的です。また、キャリーケースの床には、クールマットなどを引いてあげると快適に過ごせます。

◎ もしものときのためにお水は用意しておきましょう

脱水症にも充分注意が必要なため、キャリーケースに吸水器を取り付けることできるタイプだと、水分補給ができて安心ですね。

■ それでも熱中症に掛かってしまった時の対処法

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移動中、キャリーケースの中を快適に過ごせるようにしていても、猫が熱中症にかかってしまったら、慌てずに対処をしてあげましょう。

<猫の熱中症のサイン>

●猫の身体が普段より熱い
●過剰にグルーミングをする
●ぐったりしている
●舌を出してハアハア呼吸をする
●肉球が汗ばんでいる

これら初期症状のときには、涼しい場所に移動して水分補給をしてあげましょう。もちろん、キャリーケースを出せる状況の場合、出してあげることが必要です。重症になってくると、心拍や呼吸が速い、よだれが出る、嘔吐をするなどの症状が見られます。早急に獣医に診てもらう必要があります。

移動中の猫の熱中症は、対策をしていれば防ぐことができます。車の移動中に、猫をだけを車中に置いておくなどの行為は最も危険な行為ですので、絶対にしないでください。移動中も細心の注意を払ってあげましょう。