愛する猫がなかなか抱っこをさせてくれない…抱き上げても、すぐに嫌がって飛び降りてしまう…甘えてくるまで待たないとスキンシップが取りづらい…なんていうお悩みを抱えている愛猫家の方は、数多くいらっしゃるのではないでしょうか?
猫は、もともと自由に動き回ることを好む動物です。そのため、人間が好むタイミングで、スキンシップさせてくれないことに、はがゆい思いを感じられている愛猫家さんもいらっしゃるのでは、ないでしょうか。そこで、今回は、猫が抱っこを嫌がる原因を理解し、正しい抱き方を学ぶことで、今より確実に「イヤイヤ」されずに抱っこできることを目指したいと思います。さっそく見ていきましょう!
■ 猫が抱っこを嫌がる原因とは?
猫が抱っこを嫌がる理由は、主に三つあります。
☑︎ 生まれつきの性質
一つ目は、生まれつき持っている性質によるものです。猫は本能的に警戒心が強く、体が不安定な位置に置かれることをとても嫌がります。また、母猫に抱っこされる経験もないので、それが愛情表現であることやコミュニケーションの手段であることが分かりません。なのでまず、猫がもともと抱っこされることを好む生き物ではないことを理解しておきましょう。
☑︎ 性格によるもの
その上で、二つ目の原因として性格が挙げられます。クールなタイプで触れ合うことを好まない猫もいれば、すぐに懐いてスキンシップを求めてくる猫もいます。性格は過去の経験や、住んでいた環境に強く影響を受けます。普段の振る舞いから、猫ちゃんの性格を理解してあげるようにしましょう。触れ合うことを好まない猫にとって、抱っこは苦痛でしかありません。猫が、好むタイミングだけスキンシップするようにしましょう。
■ 猫が好む優しい抱き方を、習得しましょう!
それでは、優しい抱っこの仕方を実践してみましょう!ポイントは、以下の3つです。
①膝の上に乗ってくるのを待つ
人間のタイミングではなく、猫が抱っこされたタイミングで、スキンシップしましょう。無理やり抱っこしようとするのではなく、猫が膝の上に乗ってくるのを待ちましょう。膝の上が温かく気持ちよいところであると猫がわかればしめたもの!温かい場所が好きな猫は、段々と向こうの方から自然と乗ってくるようになるでしょう。
②人間の赤ちゃんのように、脇の下に手を入れて持ち上げ、お尻を支えてあげる
不安定さが怖くて、嫌がる猫がいます。お尻を支えて固定してあげるようにしましょう。実際に抱き上げる段になって重要なのは、わきの下に手を入れて持ち上げ、お尻を支えてあげることです。宙ぶらりんの状態で足をぶら下げてしまうと猫はとても不安に感じるので、もう片方の手で足を支えてあげてください。その際、人間の赤ちゃんのように体と密着させることもとても大切。
③立ったままではなく、椅子に座って抱く
急に高い場所に持ち上げられることに、怖さを感じてしまうこがいます。できれば、座ってゆっくりともちあげるように抱いて上げて下さい。膝の上という「気持ち良い場所」に猫がいつでも飛んで来られるよう、椅子に座って準備をしてあげましょう!