仕事が終わって帰ってきたら、嬉しそうな顔をして駆け寄ってきた飼い猫。でも次の瞬間には尻尾だけ動かして顔を背けたまま…せっかく一緒に居られる時間なのに、興味を持ってくれないのかなあ、とちょっと寂しくなることも。
しかし、尻尾の動きやヒゲ、耳の動きなどを通して、実は猫ちゃんたちがこちらに興味を惹かれているサインを発しているのをご存知ですか?今回は、大切なペットの気持ちを読み取ってもっと仲良く過ごせるような「猫ちゃんたちが飼い主に発している小さなサイン」をご紹介します!
■ ポイントはヒゲ、尻尾、耳の動き
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人気のあるペットの中でも、愛情表現が読み取りにくい、呼びかけた時や撫でた時の反応がわかりにくい、と言われることの多い猫。しかし、パッと見てわかりにくいサインでも飼い主に対して彼らが発しているサインはたくさんあります。猫の感情を読み取る際、注目したいのがヒゲ、尻尾、耳の動き。
ヒゲが10時10分(広めのVの字)に向いている
嬉しくて満足している時。
ヒゲが前に向いている
あなたに興味があるというサイン。
尻尾が小刻みにプルプルしている
猫ちゃんはかまってもらえていることが嬉しくて、あなたに興味をそそられている証拠。
尻尾の先だけピクピクうごいている
それもあなたに興味があるというサインです。
かまっている時目をまん丸くして耳を立て、瞳孔が開いている
あなたの行動に興味津々で興奮していることを表しています。
それぞれ、とても小さなサインでよく注目しないと読み取りにくいかもしれませんが、細かい動きに注目して猫ちゃんの気持ちを理解できれば愛情確認にもなり、ちょっと嬉しい気持ちになるのではないでしょうか?
■ リアクションが薄いのは、実は一番の愛情表現?!
今回ご紹介した動き以外にも、飼い主の後ろにそっと付いてきたり、飼い主の身体の上で前足をフミフミするなど、言葉が通じなくても猫ちゃんからの愛情表現を読み取れる行動はたくさんあります。
しかし、そんな行動を観察する前に、同じ部屋にいて名前を呼んでみてもおいでと声をかけても全然反応しない、という場合もあるかと思います。その「無関心」にも見える態度が、実は意外にも一番の愛情表現である可能性も。
長い間一緒に生活を送り同じ空間にいることが当然になってきている場合は、リラックスして自然体でいるがために飼い主に対してのリアクションが薄くなることもしばしば。一見すると関心を持ってくれていないのかなと心配してしまいそうですが、実際は気を許してありのままでいる証拠でもあります。
ここまで猫の愛情表現についていくつかご紹介してきましたが、実際は1匹1匹異なる愛情表現。普段からよく様子を観察して気持ちを読み取ることができれば、猫ちゃんとの距離もぐっと縮めることができるかもしれませんね。