「地域猫」と呼ばれる猫を知っていますか?地域猫とは、人間に飼われていない野良猫で、保護され避妊・去勢手術を施し地域で共生している猫のことです。今回は、そんな地域猫についてご紹介します。

■ 地域猫を守る人々

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猫は年に2,3回の出産をし、1回の出産で2,3匹の猫の赤ちゃんが産まれます。つまり、野良猫も放っておくといつのまにか街中に繁殖し、糞尿で近所を汚すなど人に迷惑がられる存在となりかねないのです。せっかく可愛い猫ちゃんたちなのに、迷惑がられる不幸な猫にさせたくないですよね。
そこで、不妊・去勢手術で増え過ぎないように猫の数を管理し、適切に世話や餌やりをする地域猫活動が始まりました。地域猫にすることで、手術によって尿が臭わなくなったり、地域の方たちの協力で近隣のコミュニケーションも活発になったり、エサを与えることでゴミを荒らす事もなくなったりするというメリットも。

では、保護されて手術された猫はどのように判断するのでしょうか。実は、手術を受けた猫はオスは右耳、メスは左耳の耳先がカットされているのです。

■ 地域猫とのふれあいマナー

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私たち市民は、地域猫とどのようにふれあい、彼らを守っていけばよいのでしょうか。
まず、必ず複数人でグループを作り世話をするようにしましょう。まず、餌やりは、土地管理者の許可を得てからエサ場を決め、その場所以外では与えないようにします。エサ場はしっかりと清掃し、清潔に保つ必要があります。排泄も、決まった場所にさせるようにし、排泄物は持ち帰り処分しましょう。そして、病気や怪我で弱っている猫については獣医師に相談しましょう。私たちは、しっかりとルールを決め、それを守り、猫にとっても地域住民にとっても安心して共生できるように努めることが大切ですね。