主な症状
痒み、フケ、脱毛など
疥癬にかかると、目の周りや耳、ひじやかかとなどに発疹が発生し、痒みがひどくなります。病変の拡大に伴って、さらに強い痒みが生じ、掻くことで皮膚に傷がつき、フケやかさぶた、脱毛が見られるようになります。傷口に細菌が二次感染すると、化膿してしまう場合もあります。
予防方法
ヒゼンダニがすでに寄生している動物との直接的接触は避けましょう。また、道具の共有などによる間接的な接触も避けるようにします。
原因
疥癬は、ヒゼンダニが犬の皮膚の最外層に寄生することが原因で発症します。ほとんどが、ヒゼンダニが寄生している動物と直接接触することで感染してしまうケースです。
治療方法
殺ダニ作用のある外用薬の塗布や内服薬の投与、薬浴や注射などが挙げられます。細菌の二次感染がある場合には、抗生物質の投与が必要となることもあります。再寄生されると再発の恐れがあるため、治療中は、手入れに使用した道具類をこまめに熱湯消毒するか、殺ダニ薬剤で消毒を行うようにすることが重要です。