主な症状
てんかん発作を起こす、意識がなくなる、歩き方がおかしい(麻痺や足を擦って歩く)、痙攣(けいれん)を起こすなど。脳のどの部位に腫瘍ができているかによって、その症状は異なります。発症しても何も症状が見られないこともあれば、てんかん発作、捻転斜頸、旋回運動、運動失調、眼振、異常行動、性格変化、といった症状が認められることもあります。
予防方法
早期発見・早期治療が大切です。
原因
「原発性脳腫瘍」は、脳の細胞が腫瘍化して発症します。一方、「続発性脳腫瘍」の場合は、他の部位にできた悪性黒色腫(メラノーマ)や悪性リンパ腫(リンパ肉腫)などが、脳に転移したり、脳に近い部位にできた腫瘍(例えば鼻腔内腫瘍)が脳に浸潤することで発症します。
治療方法
化学療法や外科的手術、放射線療法などを腫瘍の種類やできた部位に応じて行います。また対症療法として、抗炎症薬や脳圧降下剤、抗てんかん薬などによる内科的治療を行うこともあります。