主な症状
食欲がないなど
黄色脂肪症は、猫の腹部や胸部の周りの皮下脂肪が酸化した後、変性して、炎症を引き起こす病気です。脂肪は普段は白色ですが、黄色脂肪症を発症すると黄色に色が変わることから イエローファットとも言います。また、腹部に脂肪の硬い固まりが見られるようになります。この固まりは痛みと熱を生じるので猫の歩き方がおかしくなります。
予防方法
黄色脂肪症を予防するためには、食事に注意するようにして、原因である脂肪の酸化を防ぐことが有効です。青魚を食べさせないことや、栄養のバランスのとれたキャットフードを与えることが重要です。
原因
マグロ、かつお、アジ、サバなどの青魚を食べて、不飽和脂肪酸を過剰摂取することで発症します。
青魚を食べ過ぎず、食事のバランスに気をつけるようにします。
治療方法
腹部や胸部の炎症を改善するために抗炎症薬を摂取させます。また、脂肪の酸化を防ぐためにビタミンEを投与したり、青魚を食べさせないなど食事を改善させます。その他、発熱がある、脱水症状になる、食欲がないなどの症状が出ている場合は、症状別に治療を行います。