主な症状

良性と悪性に関わらず、基本的に妊娠していなくても、お乳だけが張ってくるようになります。腫瘍がある場合、乳腺全体をそっと触ってみると、1つまたは複数個、硬めのしこりが感じられます。腫瘍がある部分の乳頭が赤く腫れ、黄褐色~黄色の液体がにじみ出ることがあり、重症化すると表面が潰瘍化し、出血を伴うこともあります。

予防方法

乳腺腫瘍は、1歳未満で避妊手術を受けることで、予防につながります。日頃からお腹を触って、小さなしこりや腫れがないかチェックし、早期発見に努めましょう。

原因

猫も犬と同様にホルモンが影響しており、未避妊雌は避妊雌の約7倍の発生率といわれています。

治療方法

患部を外科的に切除するという治療法がまず真っ先に適用されます。猫においては、腫瘍が小さければ小さいほど予後が良いようです。また、同じリンパ管でつながっている乳腺同士の間でガンが発生しやすいため、腫瘍が発生した場所のみならず、その腫瘍がある側の乳腺を全て切り取ってしまう片側乳腺切除術が広く行われます。その他にも症状や転移の状況によって、化学療法などを行います。

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