主な症状

動きの活発化、食欲の増加など、一見すると元気な様子が見られます。また、落ち着きがなく、攻撃的な性格になる場合もあります。食欲は旺盛にも関わらず体重が減り、毛づやも失われ、尿の量が増え、嘔吐、下痢をすることもあります。病気が進行してくると、初期の症状とは一転して食欲や活動性が低下してきます。8歳以上の中~高年齢の猫に発症することが多く、心臓などの様々な臓器に影響を及ぼすことがわかっています。

予防方法

有効な予防方法はありません。中~高年齢の猫に上記症状が現れたら、直ちに医師の診察を受ける必要があります。

原因

甲状腺の腺腫様過形成が生じる結果、甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまうことが原因です。ごく稀に甲状腺癌によって発症することもあります。現在も発症原因はわかっていません。

治療方法

内科療法と外科療法の2つの治療法があります。内科療法では、抗甲状腺薬剤を投与する方法です。外科療法では、腫大した甲状腺の切除をする方法です。切除手術では、薬剤投与で症状を安定させてから行われる場合があります。

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