主な症状

血流によって全身に行き渡ったウイルスは、子猫の場合は心筋細胞に取り付き、そこで爆発的に増殖して細胞を破壊します。心筋細胞が破壊されれば心筋炎を起こし心不全により突然死します。ウイルスが腸管内に取り付いた場合は、腸陰窩細胞が破壊されることで正常な粘膜形成ができず、下痢、水様性粘血便といった症状をきたします。

予防方法

平時の健康管理とワクチン接種が何より重要です。また他の猫と接触する状況を作らないため、猫を完全室内飼いにするという配慮も重要でしょう。多頭飼いをしている場合は、一匹が感染するとすべての猫に感染してしまうこともあり得ますので注意が必要です。

原因

原因はパルボウイルスへの感染です。基本的に、ワクチンを接種している猫の場合は感染する心配は少ないです。注意したいのはワクチンを打っていない猫です。ワクチン接種をしていない猫がパルボウイルスに感染している猫と接したり、感染した猫の排泄物に接触した場合、感染のリスクが高くなります。パルボウイルスは生命力が強く、長くて2年ほど生存出来ます。また、感染力も強く、外を出歩いた飼い主の服や靴を経由して室内の猫に感染してしまうということもあるので、室内飼いの猫でもワクチンは打つようにしましょう。

治療方法

現在のところ特効薬がなく、その場しのぎの対症療法のみです。ネコインターフェロン製剤の投与が行われることが多く、また嘔吐や下痢により失われた体内の水分や電解質を補給する点滴治療や、腸内細菌による二次感染を抑制するための抗生物質投与などが行われます。猫ワクチンとしては、ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、そして当症の3種混合ワクチンがコアワクチンとしての主流です。

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