主な症状

流涙症になると、いわゆる涙目といわれる状態になり、眼の下がいつも涙でぬれているのが特徴で、茶褐色に変色したりします。猫のまばたきの回数が増えたり、よく目をこすったり、光をまぶしがったりすることがあります。猫の涙は薄い赤色をしているため、目頭や眼の下の毛が赤茶色に変色する涙やけの原因となります。

予防方法

涙をたくさん流していたり、目の下の毛が涙でぬれていたり、茶色くなっていることなどに気づいたら、直ちに医師の診察を受けることをお勧めします。

原因

流涙症は、急性緑内障、眼瞼炎、角膜炎、結膜炎といった目の病気が引き金となり、涙の分泌量が増えて起こることがあります。ガス、煙などの刺激物質によって結膜や角膜が刺激され引き起こされる可能性もあります。他には、感染症などで、涙を鼻の奥へ排出する器官が狭くなる、詰まるといった涙の行き場がなくなり、目頭から涙があふれ出すことが原因になることもあります。

治療方法

ゴミや異物が目の中に入った事が原因で涙が分泌されている場合は、異物を取り除き、目薬などでゴミを洗い出します。伸びた毛が目に入っているのが原因で引き起こされている可能性があるので、目の周辺に生えている毛を切って毛が目に入らないように処置します。目やにが目頭にたまり、涙嚢炎の可能性がある時は、抗生物質が含まれた目薬を3週間ほど点眼する処置を行います。涙小管や鼻涙管などに異常が見られる場合には、その原因に合わせた処置を行うとともに、涙小管や鼻涙管内を洗浄、拡張させたりする治療を行います。

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