主な症状
嘔吐や下痢といった消化器症状のほか、食欲・体重の低下などが見られます。小腸の壁が肥厚し、腸間膜リンパ節が腫れることで腸閉塞をおこしたり、腸管同士が癒着することもあります。肥厚した腸管部分はもろくなっているため破れやすく、破れてしまった場合には腹膜炎を起こすこともあります。
予防方法
発症の要因が不明なため、完全な予防を行う事は困難です。しかしながら、猫白血病ウイルス（FeLV）感染症は、ワクチン接種で感染を防ぐことが可能です。さらに室内飼いに徹するなど、猫白血病ウイルスの感染の可能性をできるだけ減らすことも重要です。
原因
発症の要因は不明ですが、高齢化による免疫力の低下、種々のウイルスや細菌の感染、ストレス、発がん性物質の摂取、腸管の炎症など様々な要因が関連しておこると考えられています。
治療方法
主な治療法として、リンパ腫の治療はおもに抗がん剤を用いた化学療法も行われますが、 症状を抑える対症療法も同時に行います。また、腸管閉塞が起こっている場合は外科的治療も行います。治療が難しく、実際に化学療法を行った場合には食欲不振・下痢・ 嘔吐・消化管出血など、治療法によっては副作用を伴う場合があるので獣医さんとよく話しあって治療を受ける事が望ましいです。
