主な症状
ほとんど無症状ですが、虫体の一部を排泄する際に不快感をおぼえるため、肛門付近を気にする行動がみられることがあります。また、大量の条虫に寄生された場合は、激しい下痢や体重減少がみられます。飼い主さんが気づくのは、主に、瓜実条虫の体の一部が便と一緒に排泄された際、便表面で動く白色の虫体の一部を発見したときです。また、瓜実条虫の体の一部が乾燥すると、ごまのように見え、猫の肛門の周りや飼育している部屋の床にごまがあるように見える場合があります。
予防方法
瓜実条虫症は、ノミを介して発症するため、ノミの駆除と寄生を防ぐことが重要です。
原因
瓜実条虫(サナダ虫)という寄生虫が感染することで起こります。
治療方法
駆虫薬を使用して駆虫します。猫を複数買っている場合は、感染していない猫にも駆虫薬を投与し、グループ内での寄生が繰り返されることを防ぎます。また、同時にノミの駆除と発生対策を行うとよいでしょう。